勝ち組負け組の独り相撲
勝ち組負け組にこだわる人 がいる。学歴や就職、恋愛や結婚、持ち物、経験、様々な場面で勝った負けたと勝手に一喜一憂している人がいる。
もちろん人生で勝負事はあるし、日々戦いなのかもしれない。
けれど、あの人より年収が高い、あの人より早く結婚できた、あの人の子供より良い進学校に入れた。あの人に勝った。あぁ優越感。
で?
それで勝った特典は何だろうか?勝負にこだわるからには何か特典が無いと。例えば勝ったら土地が貰えて、負けた方はペナルティーが課せられるとか。
でも、そんな物は無いし、そんな勝負は最初から存在していないんだよ。勝ち組負け組の価値観はただの独り相撲。
勝ち組負け組にこだわる人 の価値観
「俺は有名大学に出て、大手上場企業に就職して、誰もが羨む綺麗な嫁を貰って六本木ヒルズで暮らし何不自由なく暮らしている、正に勝ち組」
そこに、独りのホームレスが話しかける。
「俺は自由だ、あんたは会社や物に縛られている、俺はタフに生きてきた俺こそ勝ち組だ」
しかしそこに勝敗なんて存在しない。
価値観は人それぞれ、勝ち負けのゴールポストはいくらでも動かせるし論破なんてできない。しても意味がない。
勝ち組負け組にこだわる人は、他人の価値観を自分の物差しで身勝手に測って、一方的に勝った負けたと一喜一憂して独り相撲をしているのだ。
もう一度言うが、勝ったから神様からご褒美が貰えたり、負けたから罰が与えられるわけがない。
大海を見よう
勝ち組負け組を決めたがる本質は、あの人より幸せ。幸せの追求にあると思う。人間は組織を形成する、家族や仲間、学校、地域、会社、国、その中で幸せという限られた資源を奪い合う。
しかし、幸せというのは奪い合わなくても充分に存在する。海の水(幸福)をスプーンで汲んでいた人達がいた。ある日バケツを持って水を汲んでいる人を見て、勝った負けたと争いが起こる。
しかし海の水は、バケツだろうがダンプカーだろうが、人間の力で汲み出しても、無くならない、無限といえる。
勝ち組負け組が無益な戦いだとわかる。
(勿論、倫理観や道徳観を無視した幸福追求は正さなければいけない正さなければ悲劇が起こる)
勝ち組負け組にこだわる人 まとめ
勝ち組負け組、よく見聞きしますね。自分の物差しで一方的に勝ち負けを決めて、得られるのは一時の優越感のみ、それって無益な戦いだと僕は感じます。
負け組だと感じた側も相手にしなければ、相手の独り相撲です。ほっとけばいい。
それより幸福は奪い合わなくても充分に存在することに気がつくことが大切だと思います。
人間は地球で資源を奪い合っていますが、宇宙に目を向ければ、エネルギーは無限に存在しています。
ただ掴み方を知らないだけで、方法はあるはず、幸い幸福は掴める所に沢山存在する。
そして、人間が生きている目的は、他者との比較や優劣ではなく、自分自身の成長に喜びを感じることではないでしょうか? 紛争地帯で生きている人、都会で生きている人、ジャングルの奥地で生きる人、その場所から各々が成長していくことだと僕は思います。
勝った負けたの優劣が人類共通の正義ならば、行き着く先は戦争だと思います。
それではまた。
ご感想は下記のコメント欄からどうぞ。ご記入いただいたメールアドレス等は、コメント投稿時、以外には使用しません。