第一印象の解釈は正しく使おう
第一印象はあてにならない ことについて。人は出会って数秒で第一印象が決まるという。
だから第一印象は大事。
人を見る目がなく悩んでいる人へ。
第一印象で悩んでいる人へ。
しかし、本当に信用できるのでしょうか? 僕は第一印象についてこう思う。
第一印象はあてにならない 感じる人の都合の良い勝手な解釈
例えば、女性を口説きたい男性AとB。
- 喋りが得意でない
- 顔は普通、おしゃれでない
その後、その女性を口説くことが難しくなるだろう。
- 低い声で落ち着いた喋りが得意
- イケメンいい香り
女性への第一印象が良かったBさん、
その後、女性へのアプローチがしやすくなる。
この状況の、女性から見たその男性達の第一印象は、口説かれるならどちらが都合が良いか?
私に都合が良いか悪いか、本人の尺度、ただそれだけ。
声が低い、いい匂い、イケメンなどの要素は別にBさんを信用できるか全く関係が無い要素だが、人間は思考よりまず感情が優先される生き物、Bさんが良さそうと根拠もなく錯覚してしまう。
仕事での面接の第一印象もこの人を採用するに採用者の都合が良いか悪いか。
- 東京大学卒
- テキパキと喋る
そこに、評価される側の人間の生きた年月や経験など一切介在しない他人の目先の勝手な評価。
自分の物差しで、他人を測ってはならない。その逆もしかり。そんな言葉があるが、第一印象では、個人の尺度で他人を測る、正にやってはいけないことを平然と行っている。
ほとんどの人は人を見る目などない凡人
ほとんどの人が、初対面の人に第一印象を持つ。しかし、良くも悪くも学校や職場で出会って最初から最後まで第一印象と同じ人がいるのか?
いないはず。
第一印象で、人の本質まで分かるはずがない。数秒で第一印象から人物像を言い当てられたら、超能力者もしくは、相当の人間関係の修羅場をたくさん潜り抜けた猛者など、特別な環境下の人間。
ほとんどの人は、人を見る目など持っていない、見る目を養ってはいない、日々の生活の中で養っていくような時間も環境もない。
伯楽から学ぶ人を見る目
古代中国に、伯楽という優れた馬の目利きがいた。
名伯楽と呼ばれ、現代でも聞いたことがある人も多いはずだ。
伯楽は、嫌いな客には名馬の見抜き方を教え、贔屓の客には駄馬の見抜き方を教えたという。
何故、駄馬の見抜き方なのか?
世の中には圧倒的に駄馬が多いからだそうだ。素人が滅多にいない名馬を見抜こうとするより、沢山いる駄馬を見抜くことの方が返って損をしないで済むという。
人間の第一印象に置き換えるなら、多くの人が見る目がないのに名馬(良さげな人)を見抜こうとして、駄馬(悪い人)を引き当てていないだろうか。
第一印象で騙される場面
- 例えば選挙
美人すぎる〇〇などのように見た目が良い、知名度が高い人をよく政党は候補者に祭り上げ票を多く獲得しようと目論み、見事に騙される有権者。
- 恋愛
カッコいい、イケメン、かわいい、美人、お金持ち、見た目に騙されて、弄ばれ、傷つけられる人。
- 仕事
自信がありそうな人の口振りに騙され、高額な商品を買う。儲け話に乗っかり損をする。
人を見る目が無い人は簡単に第一印象で騙される。見る目が無いのに名馬を見抜こうと、表面的な印象で判断して駄馬を引く。
まとめ 正しく使おう第一印象
物事をスムーズに進ませる為には、第一印象を良くする努力は、大事だと思います。
- 不潔
- 時間を守らない
- 言葉使いが悪い
これらを、
- 清潔
- 時間を守る
- 丁寧な言葉に正しく
に整えて損をすることはないだろう。
しかし、努力でどうにもならないことでの、第一印象に悩んでいる人。持って生まれた顔の形や体型、先天的なことで悩む必要はありません。
自分の評価は世間が行うことも一理ありますが、それ以上に自分で自分を1番に信じること、自分を評価すること、自己肯定感が大事。
たった数秒の第一印象で将来や可能性、中身を言い当てられるほど凡人の感性は研ぎ澄まされていません。
自身の都合の良い部分だけに目を向けて判断しないで、伯楽のように駄馬を見抜く目を養いたいですね。
もし、人を見抜く目を養いたい人にオススメの本は「ヤクザは人を5秒で9割見抜く」です。ヤクザは例えで内容は処世術の本です。
あなたはどう感じますか?よろしければコメント欄へご投稿お願いします。
それではまた。
「初対面で失敗しやすい人」「1対1に弱い人」「人慣れしていない人」「対面かけひきで優位に立てない人」「なぜか、押し切られてしまう人」「だまされやすい人」「ものおじする人」……、こんな人が読むと効果てきめん!
◎1章 人は「行動」で9割わかる◎2章 人は「容姿」で9割わかる◎3章 人は「言葉」で9割わかる◎4章 「評価」を上げる技術◎5章 「対面力」を強くする技術