全ての人間関係に必要な言葉を変換する技術

言いたいことを言う人と我慢する人




言葉は人を傷つけもし、攻撃的にもする

言いたいことを言う人と我慢する人 どちらの悩みもある。どちらもトラブルを抱えがち。

言いたいこと言えない人、

言いたいことを言い過ぎる人へ。

言う人
私は言いたいことは言うよ
言わない人
僕は言いたいことを言えないんです

どちらも本人も他人にもストレスを伴い、時に人を傷つける。

言いたいことを言えるようになるよりも、我慢するよりも大事なことは、

言葉を変換する技術。

言いたいことを言う人と我慢する人 ズケズケ言う人のケース

言いたいことを言う人は、嫌われる。

相手にどう伝わるかも考えず感情で

ズケズケと相手に言いたいことを言い人を傷つけ、スッキリしたいから言った言葉は、結局は回り回って自分も傷つく。

言わなければならないことを我慢する人は、

誤解やトラブルを恐れて、言いたいことを我慢して、言いたいことを言い放題の人の餌食にされ傷つけられる。

言って欲しいことを言わないから時に人も傷つける。

言葉を変換する技術を身につける

時には、言わなければいけないことがある。

相手が間違っていて、その事に対して怒りを伴っている場合、そのまま吐き出すと、必ず余計な摩擦が起こる。

事実のままダイレクトに伝えた場合、自分は悪くないが相手が不機嫌になることもある。

そんな時に必要なことは、言葉を変換する技術。

単純なファスト思考で感じたまま、

  • 「それじゃあダメなんだバカ野郎」
  • 「貴方のやり方は間違っているあり得ない」
  • 「言いましたよね何度言えばわかる?!」

など

つい熱くなり喉元まで出かけた言葉を呑み込んで変換する。自分の感情が織り混ざった余計な言葉捨てる。

例えば

  • 「ダメ バカ」
  • 「間違っている」
  • 「何度言えば分かる 」

など本来の目的を伝える要件に不必要なワードだ。

  • 「どうしてダメなのか伝えなければならない」
  • 「他に良いやり方がある」
  • 「大事なことなので頑張って覚えて欲しい」

余計な私的感情を目的を伝える言葉に変換すると、摩擦は起こりにくく、聞く相手にも伝わりやすい。

技術というより、心がけ、習慣と言える。

言いたいことを言えない人も同様、感情は二の次にまず目的を簡潔に伝えるといい。

それだけで余計な摩擦は減る。

断らない人と断る人

断らない人と断る人その基準

2019.06.19

言いたいことを言ってうまくいかない人

言いたいことをズバッと言える人は、一見すると羨ましい、カッコいい、度胸がある。ポジティブに捉えられる。

言う人
私、性格的に我慢できなくて言いたいこと言う方なの

それが自分の感情を優先して言いたいことをズバッと言うのは、相手を傷つけるだけの行為であり言葉はナイフのように相手の心を突き刺しエグる。

それはカッコよくない。

言いたいこと言えないで上手くいかない人

相手は言って欲しい場合もある。言えないことにつけ込んでくる人もいる。だから、相手も自分も傷つくことが多い。

相手の感情を優先して、自分を粗末にする。それは優しさではない。

言いたいことを言う人と我慢する人 まとめ

言葉はとても強力な力があります。言葉1つで人をやる気にさせることも、絶望の淵に落とすこともできます。

言葉は正しく使ってこそ、人生をコントロールすることができるのです。

アメリカ第16代大統領リンカーンは、若かりし頃は、口が悪く、他人への口撃、批判を平然と行う気性の荒い人物でしたが、それが原因で殺されかけたことをキッカケに一切、他人への口撃をやめ言葉を変換するように心がけ、その後、大統領となり多くの人を動かす偉大な人物になりました。

人を動かすには、言葉を上手に使うことが大事だと主張した本が、D・カーネギーの「人を動かす」です。

僕はリンカーンのエピソードは、この本から学びました。そして多くの、言葉による人を動かし味方にするエッセンスが散りばめられた良書です。

言いたいことを言ってトラブルになる人、言いたいことを言えない人は、リンカーンのように偉大な人物にならなくとも、ぜひ読んで実践してみて下さい。

あなたはどう感じますか?よろしければコメント欄へご投稿お願いします。

それではまた。

その他の記事もよろしくお願いします。

人を動かす D・カーネギー


邦訳500万部突破の歴史的ベストセラー。人づきあいの根本原則を実例豊かに説き起こし、時代を超えて読み継がれる不朽の名著。あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著。

人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こす。

深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、人に好かれて人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。1936年の初版刊行以来、時代に合わなくなった部分を改良するなど、折々に改訂が施されてきた現行の公式版。

〔目次〕
PART1 人を動かす三原則

  1. 盗人にも五分の理を認める
  2.  重要感を持たせる
  3. 人の立場に身を置く

◇PART2 人に好かれる六原則

  1. 誠実な関心を寄せる
  2. 笑顔を忘れない
  3. 名前を覚える
  4. 聞き手にまわる
  5. 関心のありかを見抜く
  6. 心からほめる

◇PART3 人を説得する十二原則

  1. 議論を避ける
  2. 誤りを指摘しない
  3. 誤りを認める
  4. 穏やかに話す
  5. 〝イエス〟と答えられる問題を選ぶ
  6. しゃべらせる
  7. 思いつかせる
  8. 人の身になる
  9. 同情を寄せる
  10. 美しい心情に呼びかける
  11. 演出を考える
  12. 対抗意識を刺激する

◇PART4 人を変える九原則

  1. まずほめる
  2. 遠まわしに注意を与える
  3. 自分の過ちを話す
  4. 命令をしない
  5. 顔をつぶさない
  6. わずかなことでもほめる
  7. 期待をかける
  8. 激励する
  9. 喜んで協力させる

訳者あとがき