自分の中の1つの価値観の終わり、破壊と再構築
一度築いたものを壊す 必要性について、仕事や恋愛、友情などの人間関係や自分の環境、人は生まれた時から、コツコツと様々な物事を積み上げてきた。
だから今がある。
1つのサイクルにはいつか終わりが来る、だから人生の中で自分の築いた環境や価値観を壊さないといけない時期があると僕は、思う。
一度築いたものを壊す 必要性 環境に行き詰まった時は、壊して再構築する
再生とも違う、今まで築いた材料を使って新しい物を生み出す再構築とイメージしている。
地方再生などと言うが、同じ材料で同じ物を作り直しても、それは既に、賞味期限が過ぎたもので、辻褄が合わなくなってくるんじゃないだろうか。
戦争で焼け野原になった日本、古い建物が破壊され、何もなくなった場所に新しい建物が建ち、復興と高度成長が成された。
震災により、日本人の価値観は崩れ去り、また新しい価値観が人々に再構築される。
戦争や大災害のように到底歓迎できない破壊もあるが、破壊は常に日常的に起こっている、僕達は破壊に抗えない。
破壊にマイナスイメージを持つが為に、自身の破壊すべき事柄を後生大事に継ぎ接ぎしながら、問題を膨らませていないだろうか。
仕事で一度、築いたものを壊して再構築する必要な場面
例えば仕事の場面、
職場の人事異動などで、顔ぶれが変わることはよくある。
前任者のやり方をそのまま引き継ぐのか、しかしそのやり方では、効率が悪くメリットが無い場合は、一度壊して再構築しなければならない。
組織の意識を丸ごと変えなければならないこともある。
自分自身、その仕事をやりきった感があるなら、新しい道を模索する。自分のキャリアを一度壊して再構築する時なのかもしれない。
これまでの考え方の再構築
今までの価値感を壊して再構築する必要は誰にでもある。
例えば地震や津波、台風などの甚大な自然災害や火災などの被害に遭われた方は、これまで築いた物を全て失う。
物や財産などの形ある物への価値観は破壊され、物のある暮らしや人の有り難さや、人間本来の生きる内面の強さや尊さへの気づき内面の変革へと再構築される。
新型コロナウイルスの脅威により、世界経済が止まり、品薄のマスクが数万円で市場で売られ、トイレットペーパーが店頭で買えなくなるなどの現象を目の当たりにし、物流や経済の脆さ、物質主義の危うさ、表面化する人々の自己中心主義。
人が行き来することで、被害が拡大する、グローバル化や東京一極集中のデメリットなど、価値観は破壊され、やがてそれらを経て再構築される。
一度築いたものを壊す 必要性 まとめ
これまでせっかく築いた労力や努力、かけた費用など無下に壊す行為は、単なる破壊や自傷行為だが、壊さないとならない必要な破壊もあると僕は思います。
破壊と言うと大袈裟かもしれませんが、努力したことの効果や成長が頭打ちになる場面や、何となく上手くいかないなど感覚的に違和感など感じた場合、今までの考えや方法を壊して再構築する場面なのかもしれません。
漫画家の井上雄彦氏の著書:空白 (Switch library)にも、漫画家としての変化や葛藤が描かれ、壊し再構築する場面が垣間見れます。再構築の先には必ず新しい道があると僕は考えています。
それではまた。
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手放す
「泥の中でもがいている」というような時期がたしかにあったんです。もしかしたら『バガボンド』の連載中はずっとそうだったのかもしれません。そんな時期が長くあって、今ちょっとそこから降りかけているというか、その状態を手放しつあるのかもしれません。
取り戻す
純粋に「モノを創る」ということ、マンガを描く無垢な楽しさを、僕はそろそろ思い出せそうな気がします。そういう無垢な、純粋な気持ちに従って作り上げていく作品の姿勢を、もう一度取り戻したい。
休載から再開に至る一年半、『バガボンド』はいかに描かれなかったか
井上雄彦の体調不良により休載が続いていた『バガボンド』が、2012年3月より「モーニング」誌上でついに連載を再開した。iPadアプリで描きツイッター上で公開する「smile」シリーズ、3.11東日本大震災発生、そして東本願寺の依頼で制作された屏風「親鸞」。世相が激変するなかで、しかし『バガボンド』は長い沈黙を保ち続けた__そのすべてのプロセスを、井上雄彦自身がはじめて語る。
著者略歴
井上雄彦(いのうえたけひこ)
67年鹿児島生まれ。漫画家。
88年、デビュー作『楓パープル』で手塚賞受賞。
高校バスケットを描いた『SLAM DUNK』(スラムダンク)
が空前の大ブームに。代表作に、宮本武蔵を描いた『バガボンド』
車椅子バスケットをテーマにした『リアル』など。