お金のことばかり考えていると、お金に縛られ不自由になる

世の中お金の話ばかり




簡単に稼げます胡散臭い広告が増えた

世の中お金の話ばかり お金のことばかり考えると不自由になる考察。ネットの広告費用がテレビの広告費用を上回ったそうだ。

ネット広告は、テレビ広告に比べると、金剛玉石で無法地帯と言っていい、出会い系や性的な内容から、胡散臭い美容関係まで気分が悪くなるCMが流れてくる。流れてこないように設定しても、あの手この手で閲覧者の年齢や属性関係なく結局は流れてくる。

最近はチープな漫画を使った迷惑動画広告が溢れかえっている。

おそらく検閲が追いついていないのだろう。

もし家族や夫婦、カップルで YouTube を、閲覧する際は気分を害さないよう気をつけたい。

そして、最近よく目にする広告の1つが胡散臭いネットワークビジネスや商材を使った儲け話の広告。

  • 「週に3時間で30万円稼げる方法を教えます」
  • 「FXで手堅く稼ぐのは簡単です」

など、センスのかけらもないようなCMだが、吊られる人がいるから頻繁に流れてくるのだろう。

世の中お金の話ばかり お金のことばかり考えると不自由になる考察

一般的な日本人はお金の話を「汚い」「卑しい」と捉えるそうだ。お金持ちはどんどんお金の話をすると聞く。

どちらにせよ内心では多くの人がお金のことを常に気にしている。

問題は、

お金は物事の結果だったのに、巷に溢れる上記のような、お金儲けの話はベクトルが変わってお金が目的になってしまっている点。

お金にベクトルが向かうと目的を見失い始めると僕は思う。

例えば

  • 一時期売れていた芸人が最高月収を告白する番組があるが、大抵はもう既に輝きを失った人が多い
  • お金で揉めるスポーツ選手は、既に下降線だったりする
  • ハリウッド映画がつまらなくなったのは、お金を稼ぐことが目的とり中国資本に依存し始めたから
  • 日本の物作りが衰退したのは、マーケティングが最重要視されるようになったから

以下:日本の物作りが衰退した考察の参考記事

この話の流れで、「日本からイノベーションが生まれないのはなぜだと思いますか?」と質問した。その答えは、しごく明快だった。

「その理由はハッキリしていますよ。日本のメーカーに勢いがあった時代って、エンジニアがトップに立っていたじゃないですか。ホンダもソニーもそうでしょう。僕は、そうじゃないメーカーってひとつも知らない。でも企業が大きくなって、営業とかマーケティングの人がトップになってから、面白くなくなった。今は営業マンのほうがエンジニアより給料が高かったりするでしょう。泣けるよね。少なくとも、アップルはそうじゃなかった」

引用元 : Weber Workshopsのダグラス・ウェバー氏インタビュー (DIAMOND SIGNALより

人々を助け楽しませる、人々を楽にする、その結果でお金がついてくる。

しかしベクトルがお金になってしまうと、考え方の基準は儲かるか儲からないかになってしまい、その枠から出られなくなる。

面白そうなクリエイティブなアイディアや本来の自分のやりたいことは、儲からなければ、採用されないし、淘汰される。

都市開発もそう、儲かるからと、必要の無い道路や建物、ショッピングモールをどんどん増やすと、街は衰退してしまう。その最たる例が中国の不動産バブルにより建築されたゴーストタウンだろう。

恋愛や結婚もそう、相手の収入や資産ばかりを重視すると選択肢や思考は極端に狭くなる。

お金と自分の本業や目的が合致しているのかどうか 理容師YAさんの例

理容師として念願の独立を果たした知人のYAさん、

オープン当初は知人の来店などで賑わったが、髪は一回切れば1ヶ月以上はなかなか切りには来ない。

新規客を掴むまでは厳しい状況は続いた。

そんな時YAさんが手を出したのが仮想通貨だった。

仮想通貨のことを必死に勉強し始めたが、本業である店のPRや人に知ってもらう為のSNSの更新などの努力は疎かになった。

結果。

仮想通貨ブームは過ぎてYAさんの仮想通貨は溶けた。

しかしYAさんの所に情報が降りて来た段階で、ビジネスとしての旨味は吸い上げられていたのだ。

もし、本気で仮想通貨なりFXなり学べば儲かるかもしれないが、念願の理容院はその場合はどうしたのだろうか?

お金を稼ぎたい願望は間違いではない、お金は大事。副業も必要になってくる時代が来るだろう。

しかし巷に溢れる儲け話は

  • 動画を投稿すると30万円儲かる
  • 1日一回のアフィリエイトで稼げる
  • 10万円分の仮想通貨が1,000万円の価値に!

など本来の自分のやってきた事や、やりたい事と合致しているのか?

トントン拍子で稼げる人もいるが、それならとっくにYAさんも稼げているはずだが、そうじゃなかったのだろう。

なら本業に集中すべきだった。本業で旗も立てていないのに別で稼げる程、人生は甘くはないように思う。

世の中お金の話ばかり まとめ

矢沢永吉氏、孫正義氏、スティーブジョブズ氏、アパホテルの創業者の元谷芙美子氏は、お金の為に今のビジネスを始めたのかと言えば違うと思います。

やりたいこと、実現したいことがあったからお金が必要だった、そして実現の為に考え行動し努力したから成功してその結果でお金がついてきた。

もちろんお金は大事。

しかし、自分の本来の目的からかけ離れた怪しい儲け話で稼げるお金は泡銭(本当に稼げても)

自分の人生の糧になるものではありません、老いた自分の糧や孫の代まで安心して暮らせるような代物では、ありません。

そもそも安易な他人のビジネスモデルに乗っかったような方法ですし、広告で発信されたり、知人から聞いた段階で、既に旨味は無いかもしれな。(誰でも簡単に稼げる方法を普通、善意で教えるだろうか?)

何の保障もありません。

有名人や潤っている人、羽振りの良い人を見て、自分もできそうだと思って同じことを真似しても失敗する可能性大です。

そういう時こそ、自分が迷走して、思考や判断が狭まり不自由になり始めていると気がついて、

改めて自分が何が得意でどんな事で、お金と価値を還元していけるか考えてみるも良いかもしれませんね。

それではまた。

その他の記事もよろしくお願いします。

ご意見ご感想は以下のコメントフォームからどうぞ。




1 個のコメント

  • 人々を助け楽しませる、人々を楽にする、その結果でお金がついてくる。という言葉に、自分がなんで自動車整備士をやろうとしたかを思い出しました。お金がない事と、副業しないと地獄に落ちるという話を聞いてプログラミングやブログ・動画編集にライティングをやっていました。
    けれど中々成果が出ず、虚無感に苛まれ途中で辞めてしまいました。
    今も生活が厳しいのですが、クルマが好きでクルマを長く使って欲しいという思いがあって就いた仕事の方がやりがいがあるなと思いました。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA