好きなことを仕事にしようの落とし穴

好きなことだけでは生きられない




好きなことで生きるのは可能なのか

好きなことだけでは生きられない ことについて。好きなことをして生きていくことは理想的な人生だ。しかし生きていくには仕事をしなければならない。

だから世の中では、好きなことをして生きるイコール好きなことが、仕事に置き換わりがちだ。

歌が好きだから音楽を生業にして生きて行きたい。人々の賞賛を浴びたいからYouTuber などのインフルエンサーになりたい。車が好きだから車のデザイナーになりたいなど、人それぞれ様々ある。

終身雇用の崩壊と共に、働き方について考えなければならない機会が増え、以前に比べ好きなことで生きていける手段は増えたし、インターネットなど発表の場も増えた。実際に副業として勧める流れもあり

「どうせ生きるなら好きなことをして生きよう」僕も賛成だ。

しかし、本当に好きなことだけで生きて行けるとは思えない。

好きなことだけでは生きられない 世の中は様々な事の集合体

僕の考えでは、好きなことで生きて行くには、世界が平和でなければならないし、経済があり、文明があり、司法があり、政治が機能していなければならない。

みんなが富を平等に分け合う、共産主義や社会主義は、残念ながら人類にはコントロールが効かないのは歴史が証明している。著書お金がいらない世界のようにはいかない。

だから生きる為に、お金は切っても切れない。好きなことではないが報酬の大きさで仕事を選ぶ人もいる。

歌手になりたい人が歌手になれても、コンサートのプロモートやギャラの分配、人間関係、納税など好きなこと以外にも頭を働かせなければならない。

どうしても好きなことに嫌なことや負いたくない責任はセットでついて回る。仕事というのは様々なことの集合体なのだ。嫌なことは避けられない。

好きなこと+嫌なこと

歌手志望の人が歌手になれたとしても、昨今は動画配信やサブスクリプションの登場で、発表の機会は増え、業界の底上げにはなったのかもしれないが、

例えば宇多田ヒカルやミスターチルドレンなどCD全盛の時代に栄華を極めたミュージシャン達はかつてのような売上は維持できず

オンラインライブやYouTubeチャンネルやSNSでのファンサービスなどビジネスモデルの変化に迫られている。 

スタジオミュージシャンがライブに対応する必要や、ファンサービスが苦手なミュージシャンがバラエティーに登場したりと、本意でないことに対応せざるおえない現実もある。

これは何も音楽に限った話ではない。

まとめ 変化を受け入れる柔軟性

好きなことをしている一握りの成功者の話を聞いて、自分も好きなことでと思うかもしれないが、そこに落とし穴があると思います。

これからは好きなことをする為に、苦手なことも受け入れる柔軟性や変えていく発想が必要ではないでしょうか。好きなことをして生きていくことはできますが、それを仕事に置き換えると話は別です。

AIの発達で、様々な仕事が淘汰されて行きます。今現在、食べていけた仕事が10年後には食べて行けない可能性も大きいです。その辺のことは「10年後に食える仕事食えない仕事 著:渡邊正裕」を読んでみることをお勧めします。

好きなことだけの「だけ」に囚われると落とし穴に落ちると思います。みなさんはどう考えますか。

それではまた。

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10年後に食える仕事 食えない仕事
著:渡邉 正裕


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第一章 「人間の強み」が不可欠な仕事の条件
第二章 「AI・ロボットの強み」が活かせる仕事
第三章 各エリアの職業とその特徴
第四章 いつまでに何が変わるのか ――障害と変化のスピード
第五章 消える仕事、生まれる仕事
第六章 仕事をどう選び、シフトするべきか
終章 10年後、20年後の日本人の雇用




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