日本の若者はバカが多い?

若者がバカに見える




最近の若者にバカが増えたと感じる理由

若者がバカに見える そういう大人はいないだろうか、誰もが若者の時代があり、僕も「最近の若者は」と言われて来た時代があった。(関連:最近の若者はと言い始めたら思い込みが強くなり始めた兆候?

様々な時代や観点から、若者がバカなのか探っていこう。

若者がバカに見える ある意味、真実

若者がバカに見える感覚は、本当で錯覚ではない。

「そんなことは無い、年寄りの方がバカが多い」と反論する若者もいると思うが、実際には中年の事件など目立つ時代でもあるから言い分もわかる。

それぞれの世代の特徴も良くも悪くもあるだろう。(後述)

ここで言いたいのは、SNSなどで愚かな行いをする頭の悪い若者や、

知識の浅い若者が増えたなどという、事例の指摘ではなく、

とある調査で文明が発達すると人間の精神年齢の成熟が、遅れる傾向が統計としてあるそうだ。

それと関連するのか定かではないが、経済が成熟した国は、少子化になる傾向もあるそうだ。

世代全体の精神構造の変化で、若者が幼くなっている数字が事実として上がっている。

小さい大人と書いて、小大人(ことな)が増える

以上のように、若者がいつの時代も愚かに見えるのは、文明の発展上しょうがないこと。社会が成熟し晩婚化が進むと、親になり成長する機会を得られない大人が増えることになる。

決して子供を持たないと成長しない訳ではないが、大人としての成長機会の1つが失われるということや、親にならないと分からないこともあるのは当然。

社会が成熟し寿命が延びることで、学業を終えて社会に出る年齢は、遅くなる。

昔の30代と、現代の30代では、見た目から精神年齢も違うだろう。

現代の30代女性でも10代のような恋愛感覚のままの幼い人もいる。30代の男性でも小学生の時からずっと少年ジャンプを読んでいる人も珍しくないのかもしれない。

僕自身、テレビゲームがずっと好きだったりする。それらが悪いことではなく、昔よりそういった子供の頃の習慣を維持している人達の母数は増えているはずだ。

そういう大人達を僕は、小大人(ことな)と呼んでいる。

よくある 幼い若者の会話

カフェに入ると、聞きたくないけど、近くの席から若い女の子の会話が聞こえて来る。

内容ほとんど恋愛の話

  • 彼氏の悩み
  • 男の話
  • 誰と誰が付き合った
  • 誰と別れた
S子
H美さん、何歳なんですかぁ?
H美
19歳、私も若い頃そういう恋愛したよ、だから痛みが分かる、S子の暴力を振るう彼氏はヤバァイよねぇ
S子
H美さん大人ですね、私の彼氏、年下だからぁ、精神年齢が低いんですかねぇ、H美さん水商売の仕事どうですかぁ?給料高いですかぁ?私もやろうかなぁ
H美
まぁまぁかな、そういえば、C恵がデリヘルやってたの知ってる?

これは、あまりにレベルの低い幼い会話だが、こういう子達は、幼いまま大きくなったんだなと感じるし、付き合う人間も同じようなものだろう。

僕にも中学高校生くらいの時に身に覚えがある。あの女がどうだとか、誰と誰が付き合っているとか。

しかし、今の若い人達、H美さんやS子さんが中年や高齢になった時には「最近の若者は、、」と言う時が必ずくるのだ。

偉大な人物や架空の人気キャラクターが若い時に何をしていたか

  • 坂本龍馬 20代で土佐藩を脱藩、大政奉還、維新に貢献し31歳で暗殺
  • 吉田松陰 明治維新の立役者達を育て29歳で打ち首に
  • 孫正義 高校を退学10代で単身渡米、電子計算機の開発がSHARPの目に留まり、そこから様々な紆余曲折があり現在のソフトバンクまで一代で至る
  • 安室奈美恵 小学生の時に沖縄アクターズスクールの目に留まり、家が貧しくレッスン代が払えなかったが才能を買われ無料でレッスンを受ける。10代でデビュー、引退までトップを走り続けた
  • サザエさん 24歳 で国民的アニメの主人公として人気を博す
  • 野原ひろし 32歳 意外と若いが疲れたサラリーマンの鏡として作中のなくてはならない人物
  • 赤木剛憲 17歳で湘北高校の弱小バスケ部のキャプテンを務め問題の多いチームを束ねインターハイ出場。負傷により、歩けなくなってもいいとテーピングを巻いて試合に出場したことも
  • マドンナ 19歳の時にスターになる為、35ドルを持って何のあてもなく地元のデトロイトからニューヨークへ、後に3億枚を売上る大スターに
  • ナポレオンヒル 20代の時に剛鉄王カーネギーの依頼で500人の成功者の話をまとめた成功哲学を無報酬で20年かけて執筆、後に自己啓発のバイブルとして世界中で認められる
  • 中田英寿 21歳でイタリアセリエAのペルージャに移籍、高校生の時に既にイタリア語を学び準備をしていた為、イタリア語を完璧にマスター、活躍が認められ名門ASローマでスクデット獲得
  • 久保建英 幼少の頃にスペインの名門、バルセロナの育成組織に加入し日本に帰国後、高校生でJリーグデビューし17歳で名門レアル・マドリードに移籍、スペイン語も堪能

日本の若者はバカ なのか世代による特徴 

日本社会の各時代の大きな流れの中で、世代ごとが育んだ特徴があるそうだ。

  • 団塊世代
  • バブル世代
  • 就職氷河期世代
  • ゆとり世代
  • さとり世代

団塊世代の若者

団塊世代の若かりし頃は、戦後の復興と高度成長を担い、第一次ベビーブームの影響も相まって同世代の人口が多く、同年代のライバルより頑張れば彼らより良い生活ができる為、世代的に競争意識が高い傾向があるようだ。

学生時代に学生運動でエネルギーを発散していた世代。当時の大人の中には、最近のバカな若者と写っていたかもしれない。

バブル世代の若者

日本中が好景気で浮かれた、バブル世代の若かりし頃は、欲しい物が手に入りやすかったので、人が持っていない物、人とは違う独自のこだわりを持ち始めた。そんな彼らの特徴は、楽観的な傾向があるそうだ。その楽観性が今となっては、仇となりアホな若者達の代表のようにも写っていたかもしれない。

(以上の世代傾向:一部 逆算発想のものづくり 参照

就職氷河期世代の若者

バブル崩壊後に冷え切った経済状況の中、頑張っても報われにくい世代。この世代は少年の凶悪犯罪や切れる若者、オヤジ狩り、家庭内暴力、援助交際などが世間を賑わせた。当時も最近の若者はバカだと見られていたのかもしれない。

ゆとり、さとり世代の若者

日本経済の低迷期に育ち、世の中が良くなっていく実感を持ってず、物質的には比較的恵まれた環境に育った為に、地位や金銭への執着が少ない安定志向が強いと言われている。そんなゆとり、さとり世代は、やる気や覇気も感じない何を考えているのかわからないなど、大人からはバカな若者だと思われているのかもしれない。

日本の若者と海外の若者

僕は海外のことは、あまり詳しくないが、海外の若い人と接する機会がある。彼らは、日本の若者よりも自立心が高い傾向がある。

例えば、最近話したフランス人は、ロンドンの会社で働き、今は東京で大きなプロジェクトに携わっている。

他にも、アメリカのミネソタ州から来た、音楽家は、言葉も通じない日本を自力で回りたいと旅をしているそうだ。

大陸から来る彼らは、国境を越えて仕事をすることなど、特別なことではないようだ。

アメリカの会社で10年働いた知人曰く、アメリカにはバカが沢山いる。しかし、もの凄いバカもいるが、レベルの違う桁違いに賢い人もいる。

そもそも日本人はバカなのか

ロイター通信社が報じた。

オンラインニュース消費者のニーズでも、日本は際立った特異性を見せつけてくれる。どのニューストピックスにどの程度関心を寄せているかを問うたアンケート結果では、26か国中,日本が最も軟派ニュースのニーズが高く、逆に最も硬派ニュースのニーズが低かった。

ここで、

硬派ニュースとは、国際、政治、ビジネス/経済、健康/教育ニュースといったトピックスのニュースを指している。

一方軟派ニュースとは、エンターテインメント/セレブ、ライフスタイル、アート/カルチャー、スポーツといったトピックスのニュースを指している。

硬派のトピックスに関心を寄せる割合が、ギリシャが81%、スペインが77%、ドイツが76%、米国が74%と高いのに対し、日本は49%と最も低く26か国の中で唯一50%を切っていた。ギリシャのように、金融危機/失業、難民など切羽詰まった身近な問題を抱えた国では、それらの硬いトピックスのニュースをもっと知りたくなるのは当然かもしれない。日本も、高齢化、財政破綻、格差社会など多くの問題が山積しているはずだが・・・。

こうした難問から逃避したいのか、日本では軟派ニュースのほうに関心を持つ人の割合が34%と、26か国の中で最も高かった。ロイターのレポートでも、エンターテインメント/セレブ・ニュースに最も興味を持つ国民として紹介されていた。さらに注目すべきは、軟派ニュースのほうに興味を寄せる若者の割合が、日本では極端に高いことだ。

硬派よりも軟派ニュースに目を向ける割合は、どの国でも若い人ほど高い傾向を示す。18~24歳の若者で軟派ニュース寄りの割合を国別で比較すると、スペインが18%、ドイツも18%、米国が23%、英国が17%、イタリアが29%であるのに対して、日本は58%と断トツの値を示していた。

情報元:BLOGS

若者がバカに見える まとめ

バカな若者は、どの時代や国にも一定数は必ず存在していて、時代だけを切り取って、バカな若い人が増えたとは言い難い。

人数だけでいうならば、団塊の世代が多く、切れる老人や、迷惑老人、暴走老人の方がニュースになったりします。

ただし文明の進歩で、精神の発達は昔よりも緩やかになっている

科学技術の進歩で生活は益々便利で楽になり、買い物に行かなくても配達してくれて、ボタン一つで洗濯や掃除ができて、Google 先生に聞けば簡単に答えが分かる時代、受身になっては、自分で汗水流して知識や経験を磨く機会が激減しています。

世の中にバカな若者が増えたと言うより、文明の進歩と共に、誰もがバカになりやすい世の中や環境になっているんだと、そう思います。

目まぐるしく変わる世の中で、目前に迫る人生100年時代の到来、生涯にわたり学ぶ意欲や学習が必須になってくるでしょうし、
参考記事:フォーブス ジャパン

無料で学ぶ環境は揃っていますが、便利さを活かして自分で能動的に学ぶか、便利さに怠けてググって終了かで、情報の格差は益々広がる環境になっています。

バカが多いと感じている人には、寧ろライバルが少なく、やれば成功できる大チャンスだと僕は思います。

あなたは、どう思いますか?感想は下記のコメント欄からどうぞ。

それでは、また。

その他の記事もよろしくお願いします。




2 件のコメント

  • はじめまして
    主観的な意見のみでなく、色々な情報元となる根拠や下調べをよくされているので、内容がよくわかりました。

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