社交辞令のメリット、デメリット
社交辞令の使い方 誤解を与える使われ方で悩んでいる人へ、
社交辞令は人間関係の潤滑油だが、今の世の中は、間違った社交辞令が横行しており、
日本人特有の本音と建前の境界線が更に曖昧になりすぎ、社交辞令に悩んでいる人がたくさんいる。
例えば、仕事や新しい交友、恋愛探しなどの場面で、
素直な人が、社交辞令を素直に受け止めてしまい、社交辞令が分からない人、変な人、真に受ける人、ユーモアが無い、など間違った批判や人格否定に晒されてしまう悲しい事例もある。
社交辞令を言う人にも、事情があることを理解しないといけない、上下関係、利害関係、横の繋がりであったり、わかって欲しい、真に受けられて困ることもある。
僕が思う社交辞令が必要な場合や、社交辞令の間違った使い方、社交辞令ばかり言っていると、言われていると、どうなるのか、などデメリットを考えてみました。
社交辞令の使い方 よくある言葉
- 「また誘って下さい」
- 「また行きましょう」
- 「行けたら行きます」
- 「今度飲みに(ご飯)行きましょう」
- 「今は、忙しいのでこちらから連絡しますね 」
- 「また機会があれば」
このような言い方をする人が多く、ネットで検索されるありがちな社交辞令の雛形的なキーワード。
前向きな社交辞令ならば、誤解を招かないように雛形的な言葉は使わない
しかし中には、心内の半分は本当に、いずれ機会があればと、そう思っている人もいるから、混乱の原因にもなってしまう。
半分社交辞令で半分はその気があるなら、誤解を与えないように、ありきたりな雛形のような言葉を使うことは避けた方がいいだろう。
社交辞令の使い方が必要な場面 メリット
- 仕事
- 付き合いが続く人間関係
- 人を不愉快にさせない為
今すぐは、難しくとも、前向きに実現する意思がある時に、社交辞令は上手く作用する。
![](/wp-content/uploads/2018/09/people2.jpg)
![](/wp-content/uploads/2018/09/people3.jpg)
断り文句ではあるが、機会を見て実現する意思が少しでもあれば社交辞令も潤滑油となる。
社交辞令の間違った使い方 デメリット
- その気が全くないのに期待を持たせる
- 相手を不愉快にさせる自己保身の為の社交辞令
- 結果的に嘘つきになっている
- トラブルの元
反感を買う社交辞令には、その気が無いのに期待させる言葉が入っている。
例えば、飲みの席や合コンで
「今日はありがとうございました。」で留めておけばいいものを。
「今日はありがとうございました。また今度、飲みに行きましょう!」など
新年の挨拶で、長らく会っていない旧友とのやり取りで、会うつもりもないのに。
「あけましておめでとうと、今年こそ会いたいね!」
「あけましておめでとうと。〇〇さんの1年が良い年になるよう願ってます。」で問題ないはずなのに、
期待させること、保証できないことを付け加えるから、反感を買ってしまう。
これは、相手を思ってのことではなく、よく考えもせず自分が悪く思われたくない一時的な自己保身の為だったりする。
このような社交辞令は、不必要なもので何度も使っていると嘘つきの烙印を押されるだろう。
間違った社交辞令ばかり言っているとチャンスを逃す
心にも無い間違った社交辞令ばかり言う人は、そのうち信頼を失い、相手にされなくなり誘われなくなる。
恋愛の場面では、気が向かないから、適当に社交辞令を言って避けてばかりいると、人間関係や縁が広がることはなくなり、チャンスは逃すどころか訪れなくなる。
このように、間違った社交辞令ばかり使っていると、面と向かって断る勇気、知らない世界に飛び込む思い切り、責任感など、育たなくなる。反感や負の念をもらいトラブルの元にもなる。
社交辞令ばかり言われている人 疑心暗鬼に陥り素直さが無くなる
間違った社交辞令ばかり言われ続けていると、疑心暗鬼になるだろう。
- 可愛いね → 可愛くない
- 行けたら行きます → 行きたくない
- またご飯行きましょう → もう行きたくない
- 今度、遊びに行来ましょう → 遊びたくない
主にプライベートで社交辞令ばかり言われて、悩んでいる人は、疑心暗鬼になり素直さを失わないうちに、社交辞令ばかり言う人物やその環境から距離を置いたほうがいいだろう。
時間の無駄だ。
社交辞令ばかり言って反感を買った僕のケース
個人でイベントや異業種交流会を開催しているKさん。
Kさんとは、イベントで知り合った。
![](/wp-content/uploads/2018/09/people3.jpg)
![](/wp-content/uploads/2018/09/people2.jpg)
その時は軽いノリで、誘って欲しいと言ったが、
本当に誘いが来た時。
![](/wp-content/uploads/2018/09/people3.jpg)
![](/wp-content/uploads/2018/09/people2.jpg)
実は、事前にKさんのフェイスブックを見て、ノリが合わなさそうだったので行く気がなかったのだ。
毎回、誘いが来ると、
![](/wp-content/uploads/2018/09/people2.jpg)
と、返事をしていたら、ついにKさんをキレさせてしまった。
なぜ毎回、ノリが良さそうに「また誘って下さい!」と返事をしていたのか、Kさんを傷つけ無い為などではなく。
良い人を演出しておきたい、波風を立てたくない、いずれ誘いは来なくなるだろうと、安易な自己保身だった。
とても、Kさんに失礼なことをしたと後悔した。
怒らせて初めて「実はノリが合わなさそうだからイベントの参加は今後辞退したい」と話した。
最初からそう言っておけば、何も問題無かったのだ。
社交辞令の対応フレーズ
社交辞令を言わなければならない時
大前提、その人物と前向きな関係でいたい場合に社交辞令はうまく成立する。
だから、もし真に受けられて困るような発言、保証できない、約束できない発言は基本的にしない、
絶対に会いたくない人や2度と会う必要の無い、利害関係の無い人に
![](/wp-content/uploads/2018/09/people5.jpg)
などの、不必要に期待を持たせる言葉は使わない。
![](/wp-content/uploads/2018/09/people6.jpg)
など、期待を持たせないような挨拶程度の社交辞令を。
先に誘われた場合は、
![](/wp-content/uploads/2018/09/people1.jpg)
のような、曖昧な言葉は便利だが。
![](/wp-content/uploads/2018/09/people4.jpg)
期待を持たせず、自然に諦めてもらう手短な言葉を選ぶと、後々トラブルには発展しない。
ズバズバ本音を言う必要も無いし、期待を持たせる必要も無い。
社交辞令を言われる方も
相手の関係や距離感、その場の雰囲気で言わざる終えないなど、考慮しないといけない。
仕事や友人関係、恋愛では意味合いも変わってくる。
そうすれば、これは社交辞令だなと分かるはずだ。
社交辞令 海外との比較
『外国人にとって、日本人の社交辞令は辛い』
と言う話題。
欧米もそうですが、台湾でも、社交辞令などという厄介なものはありません。Yes と言ったら Yes
No と言ったら Noその裏に他の意味なんてない。
日本だったらYes と言っても本音は No
No と言っても本音は Yesこんなこともいっぱいあります。
私たち夫婦も、ついついこの感覚がなれなくて喧嘩になってしまうことがありますが・・・エミリーの話では例えば初対面の人と会ったとき、日本人はついつい優しさのつもりで
女の子 『お会いできて良かったです!
今度また食事でもいきましょうね!!また連絡しますね。』と、言って別れます。ごくごく普通の別れ方ですよね?
でも、こう言って本当に連絡がくることは多くは無い。
外国人はいつまでもその連絡を待っています。
そして、いつまでたっても連絡が来ないことにひどく落ちこみ『日本人は嘘つきだ・・・涙目』 と思ってしまうのです。
勿論全ての日本人がそうではありませんし。
実際忙しい日々を過ごしていたら、連絡するつもりが、すっかり忘れてしまうこともあります。
私だってそういうことは多々あります。しかし。これが外国だったら?
初対面で性格が合わないとしたら、わざわざまた会いましょうだなんて、そんなこと言いません。エミリーは、もう3年日本に住んでいるので一度は上辺だらけの日本人に対して
不信感が募ったこともありましたが皆が皆そうではなく、いい出会いもたくさん経験している
ので、ある部分では慣れたといいます。
でもいまだに初対面でどのように振舞うべきか悩むといいます。
多くの理解に苦しむ礼儀作法もある。社交辞令はその1つである。特に、日本の言葉は感情を言葉に出さず丁寧であり、日本人が話す言葉が文字通りに理解できないことがある。では、外国人はどのような日本の社交辞令に困惑しているか。日本メディアが調査した。
「数日前に10年会っていない友人に偶然会い、今度飲みに行こうと約束した。数日後に別の友人と会ったときにその友人も偶然居合わせ、3人でいつか飲もうという話になった。しかし、仕事が忙しくすっかり忘れてしまった。このとき、ネットで『外国人が書いた理解できない日本の社交辞令』を見て、これは自分じゃないかと思って恥ずかしくなった」(日本人)
「以前、日本の友人と食事に行き、別れる際に『また連絡する』と言われたが、どれだけ待っても連絡は来なかった。彼女は食事の時とても楽しそうに話していたように感じたが、彼女からは面白くないように見えたのだろうか。日本人はなぜ『また連絡する』と言って連絡しないのか」(アメリカ人)
「日本には確かに社交辞令がある、社交辞令は人間関係の潤滑剤であり、『また連絡する』はその1つである。言ったときに悪意はなく、また会う必要はないが雰囲気を壊さないためにこう言ったのだろう」(ニュージーランド人)
日本人がよく使う「また連絡する」の意味は非常に深く、特に言葉に裏表がある女性はこれをうまいこと使う。男女が最初にデートして別れる際に女性が「次は別の人も一緒に食事に行こう」と言えば、「2人きりは嫌だ」という意味で、「また連絡する」は「二度と連絡しない」ということである。そのため、日本人のこの社交辞令を耳にしたとき、一方的に熱くなってはならず、冷静にならなければいけない。
英国などは社交辞令の塊です。欧米では子供の時から社交辞令の「仮面」をつけることを教わります。それはdiplomacyと呼ばれ、人間関係の大切な要となります。
彼らは好きでない人や知らない人にもほっぺたにキスをし、笑顔をふりまかなければなりません。
こちらの子供の社交辞令は、日本の子供よりずっとしつけられています。自分なりの「我慢」や「自我との和解」を子供の時から習得しているように感じます。それは、昔、同年代の友人(フランス人)を見ていても「日本人より大人」と感じたものでした、
その「仮面生活」は小さい時から身についているので、仮面は既に肌の一部になっているほどです。別の視点からすると、「本心を仮面の下に隠す」ことに慣れてしまっているため、むしろその方が自然で、本来の自分と勘違いしているのです。
社交辞令まとめ
社交辞令は大事だと思います。なんでもズバズバ言うわけにはいかないですからね。
しかし、社交辞令の使い方を誤ると、余計な期待を持たせ人間関係を拗らせる原因にも、
社交辞令を使う前に、その言葉は本当に必要かどうか考えて発言しましょう。
あなたはどう感じますか?よろしければコメント欄へご投稿お願いします。
それではまた。